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ウォックとは?: ウォックを使う理由とその使い方

ウォックとは?: ウォックを使う理由とその使い方

ウォック(英語でWok)とは、中華鍋のことを指します。時間がないけれど夕食の支度をしなければならないとき、ウォックが役に立ちます。具沢山で風味豊かな料理を素早く作れるので、一度使えばあなたの必須アイテムになるかもしれません。

ウォックが非常に得意なのは、言わずと知れた、炒め物。ほんのいくつかの点に気をつければ、簡単に使うことができます。このガイドを読めば、あなたもすぐにウォックの達人になれるはず!

ウォックの特徴とは?

広東語で「調理鍋」と呼ばれるウォックは、中国で生まれた万能鍋です。約2,000年以上前の漢の時代に発明されたと言い伝えられ、今日でも新進気鋭のシェフやベテランシェフの必需品となっています。

伝統的なウォック鍋は、ドーム型の深さのある丸底の鍋です。側面が高く斜めになっており、熱を閉じ込めながら食材同士を混ぜ絡めるのに適しています。一方、現代風にアレンジされた平底ウォックも近年人気が高まっています。

丸底ウォックと平底ウォックの比較

丸底のウォックは食材を絡めやすく、ガスコンロの高温にも強いため、レストランの厨房で頻繁に使われています。

コンロの火に置くと、ウォックの温度は中心部が最も高くなり、湾曲した側面部分は中心部ほど熱くなりません。そのため食材の温度をコントロールしやすく、炒め物にぴったりです。油がウォックの中心に集まるので、必要に応じて温度が低い上下左右に食材を逃しながら、最適な温度で調理することができるのです。

丸底のウォックは強力な火(熱量)が必要な一方、パワーが低い家庭用のキッチンでも使いやすく人気なのが、平底のウォックです。丸底ウォックと違い、電気コンロやIHクッキングヒーターに対応しているものが多いのもポイントでしょう。

平底のウォックと比べてたくさんの量を一度に調理できるので、家族全員分の食事を作るときや、ゲストにお料理を振る舞う際にも便利です。平底のウォックは熱分布が均一なので、食材をまんべんなく加熱することができます。

ウォックのもう一つの魅力は、保温性の高さのおかげで時短調理ができることにあります。熱を逃がしにくいため、普通のフライパンに比べて調理に時間がかからず、香り良く出来上がります。

ウォックを使うメリットとは?

ウォックは深さがあるため、他のフライパンに比べて、炒め物に適しています。食材をこぼすことなく炒め合わせ、スピーディーに振ったり混ぜたりが可能です。そして深さによって熱の勾配ができ、食材が熱くなりすぎたり焦げ付いたりが少ないのがメリットの一つです。

またウォックは保温性が高いので、炒め物だけではなく、お肉を焼くのもプロ並み。フライパンやスキレットと違って熱が逃げにくく、短時間でこんがりとした焼き目をつけることができます。

そしてお手入れが簡単。手間や時間をかけられないときに、サッと一品作れるのが頼もしい味方です。

ウォックならではの風味

伝統的なウォックで作られた炒め物は、「ウォックの息吹(Wok Hei)」として知られるスモーキーな風味が特徴的です。

この独特の風味「ウォックの息吹(Wok Hei)」は、ウォックを熱する際に起こるメイラード反応によるものと言われています。メイラード反応とは、加熱により糖とアミノ酸などの間で褐色物質の「メラノイジン」などができて食材がカラメル化する反応です。

コンロの火の上にあるウォックに食材が入り、振り上げられると、食材はウォック上にできた蒸気の雲を通り抜けます。油は下に落ち、炎が食材に向かって上昇します。この結果、食材が早く焼けるだけでなく、旨味が凝縮され、おいしさに繋がるのです。

楽しくて美味しい、科学がここにありました。

意外と広いウォックの使い道

ウォックは炒め物が得意なことで知られていますが、実は使い道はたくさんあります。

ウォックの深さを活かして煮込み料理を作ったり、お湯を沸かして色んなパスタを作ったり、鶏肉や豆腐を揚げたりと、いろいろな使い方ができます!ウォックの底に熱が集中するので、炒め物や焼き物に便利です。

さらに、肉やチーズの燻製や卵焼きを作ったり、蓋を使って野菜やシーフードを蒸すこともできます。

使い方のポイント

次はウォックの利点を活かすための、使い方をご紹介します。

適切な油を選ぶ

ウォックに使う油は、発煙点が高いものを選びましょう。具体的には200℃くらいになると煙が出るものがおすすめです。ウォックの底は保温性が高いため、発煙点の低い油を使うと、油が焦げてしまうことがあります。これではせっかくの料理の味が台無しです。

おすすめの食用油:

  • ピーナッツオイル:ピーナッツオイルの発煙点は約230℃で、ナッツのような風味があり、中華料理やタイ料理と相性が良いです。
  • アボカドオイル:約260℃という高い発煙点と、マイルドな風味を持つアボカドオイルは、ウォックで食材を炒めたりする際に理想的な油です。
  • ベジタブルオイル:発煙点が約200℃の中性的な油で、どんな食材にも合わせられます。
  • 大豆油:発煙点が約230℃と高く、炒め物に最適なマイルドでニュートラルなオイルです。
  • グレープシードオイル:フルーティーな香りがほのかに漂うマイルドな油で、発煙温度は約200℃です。

お好みの油が決まったら、ウォックを中火で熱します。そして、大さじ1杯程度の油を入れ、ウォックを軽く振りながら全体的に油を行き渡らせます。

食材を正しく投入する

重要なるのが、食材を入れる順番です。まず肉や魚、次にハーブや野菜、そして調味料やソースを加えてみてください。

肉や魚:

始めに肉や魚などのタンパク質食材を調理します。ウォックに入れる前に水分をしっかり拭き取っておきましょう。これにより蒸し焼きのようにならず、美味しそうな焼き目をつけることができます。

油が熱くなったら、ウォックの底に食材を一列に並べます。2~4分待ってから裏返すと、きれいなきつね色が付きます。

焼き色がついたら裏返し、反対側も同じように焼きます。食材をかき混ぜて塩をし、完全に火が通る少し前にウォックから取り出します。一旦これを脇に置いておきましょう。後ほど、他の材料と混ぜて火を通します。

香味野菜:

次にニンニク、玉ねぎ、ハーブやスパイスなどの香味野菜を加えます。早い段階で香味野菜を油で熱し、風味を引き出しましょう。ウォックの中のオイルに香りをうつすことで、残りの食材を加える前に、味のベースが出来上がります。

よくかき混ぜて、油をしっかりなじませましょう。この段階で、もう大さじ1杯の油を加えるのもよいでしょう。

ウォック用の面が広いヘラは、ウォックの中でかき混ぜたりすくったりするのに便利です。

1分ほどかき混ぜると、香味野菜は柔らかくなり、香りが出てくるはずです。次は、野菜を入れましょう。

野菜:

使用する野菜によって加熱時間が異なります。

ジャガイモ、芽キャベツ、ブロッコリーなどの硬い野菜は、6~7分ほど加熱する必要があります。葉物野菜やトマトのような柔らかい野菜は、1~2分で火を通すことができます。

いろいろな野菜を使いたい場合は、硬い野菜を先にウォックに投入し、加熱時間の短い野菜を最後に入れます。

野菜に火が通ったら、よく混ぜ合わせてください。もし勇気があれば、ウォックを振り上げての調理にも挑戦してみましょう!

全ての食材を合わせる

野菜が柔らかくなりきる直前に、先に取り出した肉や魚を戻し入れます。炊いたご飯や麺を加える場合もこのタイミングで混ぜ合わせます。
調味料を追加する場合は、具材に直接かけるのではなく、ウォックの側面からソースを垂らしましょう。こうすることで他の食材に触れる前に加熱され、ウォック内の温度を一定に保つことができます。

最後に、全体を混ぜ合わせます。肉や魚を始めとする全ての食材に火が通り、調味料がしっかり絡んだら、出来上がりです。さあ、美味しいお料理を召し上がれ!

ウォックの素材、どれを選べば良い?

ウォックにはいくつかの異なる素材があります。

ステンレス製ウォック

優れた耐久性と洗練された雰囲気が人気のステンレス素材のウォック。多孔質な炭素鋼や鋳鉄などの他素材と違い、ステンレスにシーズニング(油ならし)はそれほど頻繁に必要ありません。

反対に、焦げ付きやすく、扱いの難易度が高めな点が弱点と言えるでしょう。

鋳鉄製ウォック

鋳鉄製のウォックは、頑丈で保温性に優れています。鋳鉄はいつまでも長持ちします。また鋳鉄を使うたびに、焦げ付きにくい硬化した油の層ができます。これによりシーズニング(油ならし)が繰り返され、使い込むほどに味わい深くなります。

ただし、重量が重いため、持ち上げたり、振り上げたりするのが難しいという欠点があります。

両者の強みを活かしたヘックスクラッド・ハイブリッド

ヘックスクラッドでは、特許取得済みのハイブリッド技術を使ってウォックを設計し、ステンレスと鋳鉄の両方の良さを兼ね備えることに成功しました。

表面に独自の六角形の凸凹デザインは、ステンレス製の凸部分と、焦げつきにくい凹部分で構成されています。

平底のハイブリッドウォックは、直径約30cmもしくは約25cmと、好みでサイズを選ぶことができます。汎用性が高く、かさばらず、重すぎずと良いことずくめ。楽に片付けたり移動できます。また、2つのサイドハンドルは、ウォックを振ったり揺する動作にも適しています(約25cmのウォックのハンドルは一つのみ)。

お腹がなったら、ウォックで腕を鳴らそう!

ヘックスクラッドは、料理を楽しく、身近なものにしたいと考えています。そのため私たちのウォックは使いやすさにも留意しました。オーブンに対応していて、後片付けが簡単なように食器洗い機にも対応しています。

どんなに忙しい夜でも、冷蔵庫にある残り物を一気に使い切らないといけない日でも、ウォックがあれば、感動的な美味しい料理を、あっという間に作ることができるでしょう。

出典(英語のみ):

The science behind 'the breath of a wok,' an essential ingredient in the perfect bowl of fried rice | CNN

Maillard Reaction - an overview | ScienceDirect Topics

Cooking with Fats and Oils: Can they withstand the heat? | Kendall Reagan Nutrition Center

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